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完成10年目以降の「植物管理」にお困りの方へ ―植栽地・舗装など、施設管理費削減のポイントと対策事例―

「施設管理に費用がかけられずに困っている。」

最近、「施設管理に費用がかけられず困っている。」というお問い合わせが増えています。これは、墓地公園事務所や観光協会、マンション管理組合など、植物管理を伴う施設運営管理者共通の課題のようです。植栽地・舗装の施設管理にかかる費用は、大きく分けて3つあります。中低木・高木など樹木剪定費と、草地やインターロッキング舗装地の除草費、そして、広場等改修整備費です。

植物管理費の推移イメージグラフ画像

この内、樹木剪定費については、樹木の幹周りの太さによって剪定費が定められていることから、樹木の成長によって、費用が上昇します。また、一般的に限られた空間に植栽された都市緑化の管理方法は、年月によって、2段階に分けられるようです。植栽後10年間は健全な生育を促す「植物生育管理」、その後は、「植物生育抑制管理」と移行していきます。

「植物生育抑制管理」に移行した樹木は、大きさを一定に保つために毎年の剪定が必要となり、植栽10年目までよりも剪定頻度が増加します。また、多くの施設で10年目以降に排水不良地の舗装改修や不具合発生箇所の再整備など、広場等改修整備費も上昇します。

このページでは、施設管理費用の低減手法について省管理緑地への改修を挙げて事例ご説明します。

「植物生育管理」のポイント

新植時の植栽基盤整備が大切

植栽後10年目までに行われる「植物生育管理」の主な項目は、以下の通りです。

整枝剪定
:樹形を整え、病気を防ぐ目的で、混み合った枝を剪定する
除 草
:花壇・草地・インターロッキング舗装の目地などから生えた雑草を刈り取る
施 肥
:溝を掘って、化成肥料を撒く

樹木生育不良症状への対策事例

良好な植栽基盤に植栽された樹木は、上記の管理作業によって生育ができます。しかし、見えない地下部の植栽基盤に問題がある場合、植栽後2〜3年程で生育不良症状がでてきます。

植え穴に水が溜まっていると

樹木の先が枯れてきます

根が伸びられない方向があると

樹形が傾いてきます

生育不良の場合は 

エアースコップを使用した樹木治療

生育不良症状がでてきてしまった場合は、早期に既存樹木の樹勢回復を取り入れます。原因によりますが、簡易的な樹勢回復には、既存樹木の根元に、掘削して埋めるだけの根系活力管が有効です。また、症状が重い場合は、根を傷つけにくいエアースコップを使用した樹木治療も検討します。早急な手当てによって、大規模な改修工事を避けることができます。

ダブルスコップを使用し、根系活力管を埋め込む様子

「植物生育抑制管理」のポイント

樹木・雑草の生育をコントロール

植栽後10年目までに行われる「植物生育管理」の主な項目は、以下の通りです。

整枝剪定
:樹形を整え、病気を防ぐ目的で、混み合った枝を剪定する
切詰め・切り返し剪定
:樹形を小さくし、新たな枝に更新する目的で、枝を剪定する
枝抜き剪定
:混み過ぎた部分の枝を間引く。切り透かす枝の大きさ、太さによって
「大透かし」「中透かし」「小透かし」などの方法がある
枝下ろし剪定
:大枝を幹の根元から切り落とす剪定。特に自然樹形を重視す緑道並木の
樹木や冬期剪定で、主枝の密度を調節するときに行う
除 草
:花壇・草地・インターロッキング舗装の目地などから生えた雑草を刈り取る
施 肥
:溝を掘って、化成肥料を撒く
舗装の張替え
:排水不良箇所や、樹木の根によって持ち上がった舗装を張り替える

樹木剪定費低減の対策事例

剪定後に殺菌剤塗布

切り口の消毒

植物生育抑制管理における樹木剪定では、それまでよりも剪定する枝が太くなるため、殺菌剤トップジンMペーストなどで切り口の消毒をします。確実な消毒によって切り口からの腐れを防ぎ植え替えを防ぎます。

植栽のリフォーム

また、樹木の成長に伴って増加する剪定費については、思い切った植栽のリフォームを含めて検討します。樹勢の弱った樹木を間引いたり、高木を小さい中木の花木に植え替えたりなどのリフォームは、樹木剪定費の抑制と、既存施設に変化をつけ、新たな魅力を引き出す効果があります。

除草費低減の対策事例

ローメンテパネル試験の様子

雑草抑止工法の導入

花壇・草地では、それまでの利用の仕方から、管理が行き届かない場所が出てくるケースが見受けられます。そのような場所の除草費の削減には、雑草の草丈を低く抑制する雑草抑止用ローメンテパネルを使用します。ローメンテパネルの設置によって、手がかけられない緑地の低管理化を図ります。

広場等改修整備費低減の対策事例

樹木根の生育をコントロール

舗装地やその他施設については、10年の歳月を経て、舗装の持上げ現象「根上がり」や、埋設管への根の侵入が発生するケースがあります。多くの施設では、10年目以降に大規模改修が行われることが多いため、このときに合わせて、対策を行うと効果的です。

たとえば、樹木の根を舗装下に誘導して生育させる、根系誘導耐圧基盤工法(パワーミックス工法)や、埋設管の接続部への根の侵入防止資材(ルーツストップ)の設置は、樹木の根の生育範囲をコントロールできるため、その後の広場等改修整備費の抑制につながります。

(ルーツストップ)埋設管への根の侵入防止対策

落書き防止にローコスト型壁面緑化

落書き防止に壁面緑化を導入

落書きにたびたび悩まされていた施設で、橋桁にハイクライムパネルというローコスト型壁面緑化パネルを設置しました。植物は地植えして、時間をかけて壁面緑化をする方法ですが、コンクリートモルタル面を緑色のパネルで覆うことで、落書きの防止と、温かなイメージの空間に改修することができました。

「パワーミックス工法」について

樹木の舗装持上げ現象「根上がり」にお困りのかたへ
根系誘導耐圧基盤工法について

詳しくはこちら  

「ハイクライムパネル」について

美しい壁面を目指して、植物の生育を補助するローコスト将来型壁面緑化パネル

詳しくはこちら  

お問い合わせ・資料請求(植栽管理でお困りの方がいらっしゃいましたら、詳しい資料をお送りしますので、お気軽にお問い合わせください。)

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